国立大学法人等職員採用試験 対策 内定をめざせ!

大学職員 をめざす アナタのために

時間配分 【その2】 数的処理 内約

では、続いて数的処理の時間配分、その内約についてです。

ここでは解く順番も一緒にお伝えいたします。ぜひ参考にしてください*1

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この表から、問題数が判断推理(8問)>数的推理(4問)>資料解釈(1問)とあります。

惑わされてはいけません、

解く順番はズバリ

 

資料解釈数的推理判断推理

 

でなくてはなりません。

ナゼか?

 

資料解釈:「採用試験」の資料解釈ははっきり言って基本中の基本問題です。

よって、絶対に落としてはならない問題です。

本ブログ何から勉強をはじめるのか?【その7】~暗算を極める!① 

にて紹介しました

畑中敦子の資料解釈の最前線! (公務員試験・専任講師シリーズ)

で勉強に励みましょう!

 

さて、では残り時間を55分と考えたうえで②数的推理、③判断推理と続けていきましょう。

ポイントは、数的推理にちゃんと時間をかけることです。

問題数は判断推理(8問)>数的推理(1問)と、判断推理が多いにもかかわらず、どうして

数的推理に時間をかけるべきなのでしょうか?

一見して疑問に思ってしまうかもしれません。

 

先ほど 時間配分 【その1】にて

作り手側にはこうやって解いてほしい、この時間配分で解いてほしい

という意図がある」と述べたことを思い出してください。

実は、「採用試験」では、難易度においては

判断推理<数的推理

と本当に顕著なくらい、数的推理が難しいのです。

 

この事実は、数的推理で差がついてしまうことを示しています。

 

お判りでしょうか、「作り手側にはこうやって解いてほしい、この時間配分で解いてほしい」という意図は、

簡単な資料解釈と、比較的簡単な判断推理を素早く解ける力

比較的難しい数的推理とちゃんと向き合って、粘り強く考える力

の2点を確認したいがために生じているのです。

 

従って、粘り強く考える力を試されている数的推理に重きを置くことは必須なのです。

 

さて、では具体的な時間配分です。ズバリ、

数的推理25

③判断推理:30

となります。

 

数的推理:ここでは1問平均で6使える計算となります。

確率、素数、比と割合を使った応用問題に対応するためにはどうしてもこれだけの時間が必要となります。

ニュートン算など計算の正確さを問う問題も出てきますので、そこで時間を稼ぐとよいでしょう。

 

判断推理:ここでは1問平均で3使える計算となります。

おいおい、サイさんそれで大丈夫か?と訊いてしまいたくなるかもしれませんが、

安心してください!

図形問題は直感で解けるようにできていますし、文章条件から推理する問題も素直な良問ばかりです。そのため、数量条件からの推理に代表される「ひねり問題」に対応する時間をしっかり捻出できるのです。

 

 いかがだったでしょうか。

模試では、ぜひこのような時間配分を試してみてください。

 

続いては、順番が前後してしまいましたが、

「採用試験」全体における解く順番についてです。

 

→時間配分 【その3】 解く順番 一般知識にかける時間とともに 

に続きます。

*1:あくまで参考にしてください。過去3年分の過去問に基づく記述です。平成28年度以降は変更になる可能性があります。どうか悪しからずご了承ください。