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「採用試験」勉強・攻略の仕方【その10】 一般知識 過去問ダイレクトナビ 社会科学 マクロ・ミクロ経済学

先日は、失礼しました。今回が【その10】になります。

 

 

さて、今回は【その9】で予告しました、マクロ・ミクロ経済についてです。

 

ズバリポイントは、カタチから入り、解き方のみを覚える!ことです。

ただし、経済学を勉強したことがない人にとって、そのカタチを覚えることも一苦労の

はずです。

 

経済学のカタチ=言葉遣いのことで、経済学にはそれ独自の言葉遣いがあるのです。

例えば、平均費用(AC)、平均可変費用(AVC)、限界費用(MC)

さて、この3つの言葉、どういう意味かわかりますか?

ざっくりですが、まずは最初の1つです。

 

平均費用(AC)=総費用÷生産量

 

これ、どういう意味?って思うかもしれませんが、例えば

某おじさんが、とある丘の上にパンの工場をつくり、パンの生産をはじめました。

 

その際、パンを生産するためには、

パン工場(建物、機械)

②人件費(某乳製品コさんの給料)

③材料(小麦粉など)

が必要となります。

 

で、もう一度

平均費用(AC)=総費用÷生産量

です。

=の右側に注目!!総費用って書いてありますよね。

そうなんです。①②③すべてにかかるお金のことが、総費用なんです。

 

もう一度、=の右側に注目!!生産量って書いてありますよね。

そうなんです。①②③の総費用(お金)を使ってつくられたパンの数が、生産量のことなんです。

 

そして、中学生のときにならった平均を思い出してください。

平均値=データの合計値÷テータの数

でしたよね。

たとえば、某おじさんの知り合いの子どもである「カバ○くん」が、

算数85点、国語83点、社会74点、理科97点を取りました。

85+83+74+97=339で、これがデータの合計値となります。

算数、国語、社会、理科の4科目なので、4という数字がデータの数となります。

339÷4=84.75点で、これが平均値となります。

このことを、言葉で説明すれば、

「カバ○くん」は、1教科あたり、84.75点とっているということになります。

 

 さて、では平均費用(AC)はいかがでしょうか?

平均費用(AC)=総費用÷生産量

 

仮に「某おじさん」が

パン工場(建物、機械):50,000麦ドル

②人件費(某乳製品コさんの給料):5000麦ドル

③材料(小麦粉など):500麦ドル

使い、

500個のパンを生産したとします。

50,000+5000+500=55,500麦ドルが、総費用で、500個のパンが生産量となります。

55,500÷500=111

となり、111につける単位は麦ドルとなります。

 

このことを、さきほどの「カバ○くん」のときと同じく言葉にしてみましょう。

すなわち、

「某おじさん」は、パン1個つくるのに、111麦ドル使った

いうことになります。

 

したがって、

平均費用(AC)とは、何かを1個作るのに、大体これだけのお金がかかるんだぁ

っていうことが、一目でわかってしまう数値だということになります。

 

おいおいおい、そんなのわかってるよ、馬鹿にしないでくれ!サイさん

という方もいるかもしれません。

 

しかし、もうここまでで、経済学の攻略法の伝授はほぼ終わってしまいました。

 

どういうことか?

 

実は、経済学のポイントは

お金とモノの2つ関係を、表現しようとした学問なのです。

 

そして、この2つ(お金とモノ)を直接つなぐものこそ、人の心なのですが、

それはちょっと置いといて、とりあえずグラフにしてみようぜっていうのが、

「採用試験」にでてくる経済学の問題なのです。

 

はじめに、カタチから入り、解き方のみを覚える!と書きました。

 

では、どうやったら独特な言葉遣いに翻弄されることなく、すんなりと

そのカタチを受け入れ、解き方のみに注力することができるのか?

 

そう、お金とモノの2つ関係を、表現しようとした学問

という一文を、しかと頭に叩き込めばよいのです!!

 

平均費用(AC)みたいに、なんだこれ?という言葉が出てきたとき、

落ち着いて思い出してください。

この経済学の言葉は、お金とモノの関係をどのように表現しているのか

と考えること

が、経済学攻略の第一歩なのです。

そして、さらにヒント!!

 

・人って、ほしいモノが、「○キンちゃんのお店」と「バイ○くんのお店」

の双方にあって、「○キンちゃんのお店」の方が安かったら、「バイ○くんのお店」では

買わないですよね(^^♪

 

これが人の心ってやつです。

 

経済学攻略の第二歩目は、

人は得するのが好きだという前提にたって考える

 

ということです。

グラフでも、同じなんです。(詳しくは以下同様、次回へ譲ります)

 

では、次回は平均可変費用(AVC)、限界費用(MC)について説明します。

それだけで、経済学は大分スッキリするはずですよ!!

 

ちなみに、おススメはこちら

 

落ちこぼれでもわかるミクロ経済学の本―初心者のための入門書の入門

落ちこぼれでもわかるミクロ経済学の本―初心者のための入門書の入門

 

 ただし、読んだら結構面白いので、問題を解く時間をおろそかに

 しがちです。要注意ですね、受験生は(^^)/